ホームセンターなどの販売店で一番見かけるコニファーであり、一年草としての地位を固めそうな勢い?のモントレーイトスギの'ゴールドクレスト'とその変種'ウィルマ'ですが(※ 以下、文中の'ゴールドクレスト'には'ウィルマ'も含めています。) 、色・形が良いので、未だに流通量が最も多いこともあり、問題も一番多く出ます。特に、梅雨期頃から枯れ始めることが多いので、なぜ枯れてしまうのかと言う情報を求める方が増え、当サイトへのご相談も多いです。
ネット上での情報も多いので枯れ始めてから、あわてて調べてみて解ることが多いのですが、色々な失敗談とともに'ゴールドクレスト'の栽培は難しいという結果を得られると思います。
単純に結論から言いますと、その性質や生産・流通方法などにより国内での'ゴールドクレスト'の栽培には問題が多すぎます。そして、それを生産、流通、販売する方にも、見た目だけで購入する方にも、それを不十分な情報で紹介する小さな○ポ○ニ○イ等のサイトにも、もっと重い問題がありますが、初心者がこの難しい樹種からコニファーに関わることが多いのが最大の問題になってます。
問題があると言っているだけでは何の解決にもなりませんし、すでに購入してしまった人や'ゴールドクレスト'しか入手できない人、どうしても挑戦したい人もいると思うので、解決法を探ってみましょう。
購入段階で良い状態のものを選ぶ基準として、葉の形態を見る方法があります。モントレーイトスギは針葉と鱗葉が混在する樹種で、針葉が多いものより鱗葉が多いものの方が、環境適応の幅が広いのですが、新梢時は鱗葉状のため、最も流通量が多い高温多湿の環境で急速に生育させた株は、環境適応が低いのに鱗葉が多いことがよくあります。
一番判り易いのは、株を包むように手で触ってみて、ゴワゴワした硬い感じや、針葉がチクチクする硬い葉を持つものは環境の適応が高く、フワフワとした感触を持つものは環境の適応が低い株と判断できます。
適応が低いと思われる株を購入した場合は、1ヶ月は半日陰で養成し、葉水を与えるなど葉の乾燥に注意しましょう。枯らさないための環境としては、日当たり、風通しが良く、高温多湿にならないところに置くことですが国内の温暖地域では避け難いと言え、強風での倒伏にも配慮しなければなりません。
行える対策として、周りに風通しを悪くするものや植物を置かない、梅雨期の雨や夏の強い日差しを避けられる広葉樹の下などの半日陰に置く、定期的に殺菌剤を散布する、鉢植えなら盛夏時に室内のエアコンが効く日当たりのよい場所に置くなどの対策を行いますが、庭植えの移植は不可能と思ってください。
寒冷地では、外での越冬は困難なので、鉢植えとして冬季は室内の日当たりの良い涼しい場所に取り込めば問題ありませんが、それ以外の時期を外の環境で十分生育させないと、冬季の室内の乾燥に弱い株になってしまいます。
以上のように'ゴールドクレスト'の栽培は意外に面倒で、手を掛けたからといって、いつまでも枯れないわけではありませんので、予め知っておいてください。